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おばあちゃん、ありがとう

カテゴリ: 人生に悩んだ時に読む話

僕には、おばあちゃんがいました。

優しくて元気で楽しいおばあちゃんが・・・

でも、そのおばあちゃんは、
僕が小4のときに亡くなってしまったんです。


おばあちゃんの口癖は、

「逃げちゃいかん。敵に背を向けたら負けたい」

でした。


僕が自転車に挑戦したときも、
喧嘩をしたときも、
大怪我をして手術をうけたときも、
いつもおばあちゃんがそばにいてくれました。

そのおばあちゃんが亡くなったとき、
僕は泣き止まなかったそうです。


そうして時がたち、僕は中学生になりました。

僕は野球部に入りピッチャーをやっていました。

そして、3年の初試合のときです。

僕たちは決勝戦まで駒を進めました。

決勝の相手は強豪校でした。


そうして試合が始まり延長十四回のことです。

チームメイトが頑張って1点をとりました。

この回を守れば勝ちです。


僕は先発でここまで踏ん張り、もう体力は限界でした。

ランナーをセカンドとサードにおいて1アウト。

次のバッターは、ホームランをこの大会で3本も打っている人でした。


僕はだめかと思い、
ふと僕らの応援席を見るとおばあちゃんの姿が見えるのです。

目をこすっても見えるのです。そうして何か言ってるのです。

それはすぐわかりました。


「に・げ・ちゃ・い・か・ん」


その言葉を聞き取り、
僕はバッターと向かい合いました。

僕は渾身の力で投げました。

判定は・・・


ストライク!!!

おばあちゃんのほうを見ると、
こっちを向いてニコッと笑いました。

僕は力を取り戻し、そのバッターを三振に打ち取りました。


そして、次のバッターを見ると、
代打で今までの試合、
ホームランを打たなかったことはないという最強のバッターでした。


僕はおばあちゃんのほうを見ました。

するとおばあちゃんがいないのです。

どこを探しても応援席を一周見て、ベンチもいないのです。


僕の体はもう限界でした。

そしてバッターと向かい合うとなぜか体が軽いのです。

それにひじの痛みも消え、
誰かから背中を押してもらっているような感じでした。

僕はすぐに気づきました。


おばあちゃんだ!!!


僕は最後の力を振り絞り投げました。

1投目・・・ストライク!!!

2投目・・・ストライク!!!

そしてあと一つストライクをとれば勝ちの場面で、
またおばあちゃんの言葉を思い出しました。


「逃げちゃいかん。敵に背を向けたら負けたい」


その言葉を思い浮かべながら投げました。

残っている力すべてを使い切るつもりで・・・

判定は・・・


ストライーック!!バッターアウト!!

ゲームセット!!!!!


僕は前が涙で見えませんでした。

空に向かってこぶしを突き出し、

「おばあちゃんやったよ、勝ったんだ!!」

と言うと、おばあちゃんが笑っているような気がしました。


そのあと表彰を受けて、
真っ先にメダルを見せにおばあちゃんの墓の前に座ると・・・

「ようやった、お前はばあちゃんの誇りたい」

という声が聞こえました。

その声が聞こえたのは僕だけかもしれませんが、
そのとたん涙があふれてきました。


そして、

「ありがとう、おばあちゃん」

と手をあわせて一言だけ小声で言いました。
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編集 / 2014.02.09 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑

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