スポンサーサイト

カテゴリ: スポンサー広告

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ブログランキング・にほんブログ村へ

編集 / --.--.-- / コメント: - / トラックバック: - / PageTop↑

お父さんの話

カテゴリ: 人生に悩んだ時に読む話

僕は小学校の5年生です。

ツトムといいます。

お父さんは、僕に勉強のことはあまりうるさくありませんが、
いつも繰り返し言うことが一つだけあります。


それは、「ギブ・アンド・ギブだよ」というものです。


お父さんは、「ギブ」とは英語で「与える」という意味だよ、
と教えてくれました。

「与えて、また、与える」・・・わかったような、 わからないような。

なんとなく、「困っている人に寄付をしよう」というような意味かな、
と考えていました。

学校の児童会で、赤い羽根の募金運動をやっていたのを見たからです。

僕もお小遣いから50円を募金しました。


その晩、お父さんに「今日、ギブ・アンド・ギブしたよ」と報告したら、
「よかったね」と言ってくれました。

そして、こう言いました。


「ギブ・アンド・ギブは、お金だけじゃないんだよ。

 白い杖をついている人を見かけたら、
 『お手伝いしましょうか』と声をかけるとか、
 公園に落ちている空き缶を拾うとか」


それを聞いて、ちょっと困ってしまいました。

とてもそんなことはできない、と思ったからです。

正直にそのことをお父さんに言うと、


「もっと小さなことでもいいんだ。
 ほかの人に喜んでもらいたいという生き方だね」


またまた、わかったような、わからないような。


ある日のことです。

近くのスーパーにチョコを買いに行きました。

レジで並んでいると、僕の前に並んでいた怖そうなお兄さんが、
「おい、ボーズ!」と見下ろして声をかけてきました。

サングラスをかけ、耳には金色のピアスをしています。


ドキドキしていると、

「チョコ1個だろ、先に行けよ」

と言いました。


緊張していたので、
とっさに何を言われたのかわからなかったけれど、
そのお兄さんに背中を押されて順番を交代してもらったとき、
なんだか嬉しくて身体が熱くなりました。

お兄さんのカゴは山盛りいっぱいでした。

僕は小さな声で、「ありがとう」と言うのが精一杯でした。


そのとき、わかったのです。

ギブ・アンド・ギブっていうのは、
「自分がしてもらったら嬉しいこと」を人にもしてあげることじゃないかなって。

難しい算数の問題が解けたときのように、なんだか心がスッとしました。

その日から、「してもらって嬉しいこと」探しを始めました。


すると、びっくりするほどあったのです。

となりの席のイチローは、僕が消しゴムを忘れたので貸してくれました。

2階の教室の窓際でふざけて遊んでいて、ノートを下へ落としてしまったとき、
下を歩いていた6年生の男子がわざわざ届けてくれました。


その日の給食の時間のことです。

前の席のアヤコがミートボールを
床に落としてしまいました。コロコロッと転がりました。

僕は、たまたま持っていたポケットティッシュでつまんで拾ってあげました。

服も少し汚れたみたいだったので、
「これで拭けよ」と残ったティッシュを差し出しました。

べつに、アヤコのことが好きでもないし、
気に入られたいわけでもありませんでした。

でも、こうしたら喜んでくれるかも、と思ったのです。


その晩、お父さんに今日あったことを話しました。


「大人の世界ではよくギブ・アンド・テイクと言うんだけど、
 ギブ・アンド・ギブはず~っと助けっぱなしなんだ。

 ツトムはそのアヤコって子に気に入られたいわけじゃないって言ったよな。

 そういう気持ちから出た行いをギブ・アンド・ギブって言うんだよ」


そして、そのお返しを期待しない小さな親切をする人のことを
「プチ紳士」と呼ぶのだとも教えてくれました。

もしも、世界中のみんなが、同じようにギブ・アンド・ギブしたら
スゴイことになるなぁ~と思いました。

きっと、戦争なんて無くなってしまうでしょう。


その日から毎日が楽しくなりました。

「プチ紳士」を探しているうちに、
人の良いところばかりに目がいくようになったのです。

すると、周りにいる人がみんな「いい人」に見えてくるようになりました。

この発見も今晩お父さんに話そうと思っています。
スポンサーサイト
ブログランキング・にほんブログ村へ

編集 / 2014.02.10 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑

コメント


Pagetop↑

Pagetop↑

 HOME 

検索フォーム

プロフィール

トーマス

Author:トーマス
FC2ブログへようこそ!

カウンター

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。